GNJとは?
GNJの設立趣旨と意図
NPO法人ゲシュタルトネットワークジャパン(GNJ)は、ゲシュタルト療法を1985年に日本に紹介し実践し続けた、創始者パールズの直弟子故ポーラ・バトム女史(※)に学んだ仲間たちが、彼女の遺志をついで2002年に立ち上げたゲシュタルトファシリテーター集団です。
第一線でゲシュタルト療法のアプローチを実践し続けているトップレベルのファシリテーターに、少しずつ新しい仲間も加わりながら、ひとりひとりが個性豊かに、自分のあり方を大切にしながら活動を続けています。
自分の選択に責任を持ちながら、自分らしく自由に存在する生き方を模索しています。その探求をひとりでも多くの仲間と分かち合いたいと願っています。
※ポーラ・バトム女史:哲学博士、サンフランシスコ・ゲシュタルト研究所長
GNJとゲシュタルト療法
GNJでは、ゲシュタルト療法とはどんなものか知りたい方、ご自分のためにゲシュタルト療法を受けたい方がいつでも自由に参加できるワークショップや、継続的にゲシュタルト療法を学びたい方、ファシリテーターを目指している方のためのトレーニングコース等を開催しています。また、トレーニングコース卒業生による自主活動もあります。
その他、各グループや団体、会社などの依頼に応じて、ファシリテーターの派遣も承っております。
GNJはNPOとして組織的にゲシュタルト療法のセミナー・ワークショップを開催している日本で唯一の団体です。
スタッフとして、複数のファシリテーターと事務局担当者が所属し、毎月ミーティングを開き、協力して運営しています。
GNJの会場は、各線目黒駅から徒歩約10分と、アクセス至便。
畳の部屋で、色とりどりの座布団が数多く準備されています。
ゲシュタルト療法のアプローチのひとつ「エンプティチェア・テクニック」も、座布団を使用することで、より創造的に行うことができます。
畳の部屋は疲れているときにもくつろげるため、ワークショップに来てリフレッシュして帰る人も多くいます。
ワークショップ実績
JAGT認定トレーニングコース(ベーシックまたはアドバンス、毎月1回、12カ月間)を年1回開催しています。
ゲシュタルト療法がどんなものか知りたい方が気軽に参加できる「1日体験セミナー」をほぼ毎月開催しています。
さまざまな講師によるワークショップを「レギュラーワークショップ」として定期的に開催しています。
そのほかにも、国内・海外の実力ある講師を招へいし、ワークショップを主催しています。
2021年度の実績として、①フォーカシングの世界的大家である池見陽先生と百武のコラボワークショップ ②カナダの新進気鋭のゲシュタルトセラピスト、ショーン・フライによる2daysワークショップを行いました。
GNJのファシリテーターは、全国各地でゲシュタルト療法を提供するグループに招かれ、ワークショップを指導しています。GNJ理事長の百武は、海外にも招待されています。ギリシャ・サンフランシスコ・シドニーに招待されているファシリテーターは、国内で唯一の存在です。
コロナ禍を受けて、オンラインワークショップの提供にも取り組んでいます。これまで参加者は首都圏中心でしたが、全国各地から気軽に参加していただけるようになりました。
GNJならではの提供価値
それぞれ多彩な経歴を持つ多くのファシリテーターが所属しています。
一例として、日本ゲシュタルト療法学会の立ち上げに尽力し、初代理事長もつとめた百武正嗣や、日本ゲシュタルト療法学会の2代目理事長で、大学教授の室城隆之はGNJのスタッフです。
他スタッフもさまざまな経歴をいかし、特色あるゲシュタルト療法ワークショップを提供しています。
提供しているワークショップの数も多く、日本のゲシュタルト療法関連団体として随一です。
毎月10回程度、ほぼ毎週ワークショップを提供しています。
日本ゲシュタルト療法学会(JAGT)認定のトレーニングコースを定期的に開催しています。
GNJのように、ベーシック・コース(初年度)とアドバンス・コース(2年目)をそれぞれ定期的に開講できている団体は、ゲシュタルト療法学会登録団体の中でも数少なくなっています。
GNJの今後の抱負
これまでGNJでゲシュタルト療法を学んだ人たちが、今では全国各地でグループを作り、ゲシュタルト療法を広める活動をしています。
海外では、ゲシュタルト療法をどこで学んだかが重要視されます。GNJは組織としてゲシュタルト療法のセミナーやワークショップを提供し、日本のゲシュタルト療法の発信源でありつづけたいと思います。
これからも日本のゲシュタルト療法の中心となって、ゲシュタルト療法や、その基本となるゲシュタルト・アプローチを組織として広めていきたい。そして、ワークショップを通じて、その人らしいいきいきとした日々を応援したい。それがGNJの願いです。