ゲシュタルト療法をファシリテートする、心理療法の専門家「ファシリテーター」がワークショップの雰囲気やセッションの内容などに触れるブログを紹介しています

GNJファシリテーターブログ

ファシリテーター:岡本 綾子

岡本 綾子

2010年度GNJトレーニングコース修了。 2012年度GNJファシリテーター養成コース修了。 Gestalt Awareness Practice Study Group Japan 2017-2019修了。 「身体と心の繋がり」に興味を持つ中で、ゲシュタルト療法に出会う。

プロフィールをもっと詳しく見る

屋久島、屋久杉

2023年5月10日 18:33

先日、屋久島に行ってきました。屋久島といえば「屋久杉」が有名でしょう。屋久杉とは、屋久島に生える樹齢1000年以上の杉のこと。1000年未満は「小杉」と呼ばれます。数百年でも小杉とは、スケールの大きい話です。

中でも特別なのが、島のシンボル的存在「縄文杉」。これまで確認されている中で最大の屋久杉とされ、樹齢は2170年~7000年と諸説あるものの、とにかく長いことは間違いなし。縄文杉に「会う」ことを目当てに来島する観光客も多いようです。

屋久島に来たからには縄文杉を見てみたい。という気持ちはあったものの、縄文杉への道のりは登山口から約10時間、往復22キロという本格トレッキング。日ごろ運動不足の我が身には非常にハード。

今回は無謀な挑戦は見送り、ハイキングコースが整備された「ヤクスギランド」、そして、『もののけ姫』の舞台と言われる「白谷雲水峡」を巡りました。縄文杉には及ばないものの、樹齢1000~3000年の著名な杉をいくつも見ることができました。

樹齢1000年「ひげ長老」。小学1年生が命名
樹齢2600年「母子杉」。母子と言いつつ、母杉と子杉の樹齢は同じ
樹齢3000年「弥生杉」。縄文杉を意識した命名?

屋久島の山地は栄養が乏しい花崗岩の地質で、深い森の中には光合成に必要な日光もなかなか届きません。こうした厳しい環境の中で育つため、屋久杉は生長がゆっくりで、年輪が詰まり、長生きで、色が濃く、香りも強いのだそうです。逆境を生き抜く屋久杉の生命力に、感じるものの多い旅となりました。

ド迫力、樹齢1000年の輪切り。買えば相当お高いはず

これからの人生・後半戦、体力づくりをして、次回は縄文杉に会いたいと思います。