ゲシュタルトとの出会い
初めて、GNJのブログを書きます。この4月からレギュラーワークショップをさせて頂き、ブログも投稿するようになりました。
何を書こうかと思ったのですが、ここは私が初めてゲシュタルトに出逢ったときの体験を書きたいと思います。
当時はガチガチの会社員で競争社会と云うか、成績社会に没頭していた私です。ある事がきっかけで心理カウンセラーの勉強をし始め、傾聴と云う形でカウンセリングを受けるのですが常にクールな顔で思考的に答える私。感情を聞かれても自分の状況を説明するばかりで心なんか全く動かない。まさに”大人の対応”って感じで、社会人としての的確な返答をするばかり。サービス業をやっていたせいか、どんな状況の話でも笑顔が張り付いていて、笑顔で淡々と幼少期の話をする私でした。
そんな時、授業の一枠にゲシュタルト療法でエンプティーチェアをする体験がありました。
グループの一人がファシリテーター役をして、私の前に私の父の椅子を置いたのです。
その瞬間から私の時間は凍り付き、その空の椅子を観ることもできず、身体が震え、涙が溢れ、もう怖さでその場に居られないぐらいだったのです。
そんな醜態を人前で見せるのは初めてです。そんな冷静さを失くした私に出逢うのは自分でも初めての体験でした。
ただのスチール椅子なのに、何が起きたのか全く分からない私。でも、私が分かったのは本当の感情の自分と出逢った感覚でした。
それは、ボロリと大きな何かが剥がれて触れることが出来た自分だったように思いました。
その時、私が知ったのは「思考はウソをつく」って事。そして、身体が本当の事を教えてくれるって事です。
それ以来、ゲシュタルトセラピーにハマり今にいます。私の思考は上手にウソをつきます。だから、ワークをして身体を感じることで身体から本当の事を教えて貰う私です。
その自分と出逢ったときに愛おしい涙が出てしまうんですよね。
ワークをすると、よく泣く私です。 これからよろしくお願いします。