ゲシュタルト療法をファシリテートする、心理療法の専門家「ファシリテーター」がワークショップの雰囲気やセッションの内容などに触れるブログを紹介しています

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ファシリテーター:上谷 和美

上谷 和美

2009年大阪みどり会でゲシュタルトに出会い、2013年度GNKにてアドバンスコースを修了。2017年企業に勤めながらインフィニティーを主宰、2022年からインフィニティーを本業として活動開始。非二元の目覚めのプロセスをサポートしている。

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60歳から見つけた新しい「好き」

2025年12月16日 19:00

こんにちは。
今日は、最近始めた新しい趣味について書いてみようと思います。
それは――ボディーボード。
海でサーフィンのようにボードに乗り、腹ばいになって波に乗っていくスポーツです。
サーフボードより小さな板にしがみついて、波と一体になって滑る感覚がなんとも言えずスリリングです。

海の近くへ移住してから、家のすぐそばの海岸がサーフスポットだと知りました。
週末になると、遠方からもサーファーが集まってくるような場所です。
「こんな環境なのにサーフィンをしないなんて、もったいない!」
そう思ったのがきっかけで、60歳からの手習いとしてボディーボードを始めました。

やってみると予想以上に面白くて、気づけば先日も一人で12月の海へ。
冬の海に入るほどハマっているなんて、自分でも驚きです。

自然と遊ぶって本当に面白い。
どれだけぶつかっていっても、波はびくともしない。
そんな波を相手にしていると、私の中の“負けず嫌い”がむき出しになります。

波に巻き込まれても負けずに突き進んでいく私。
日常では隠されている(隠しているつもり?)私の本性が露わになり、自分でも思わず笑ってしまうほどです。

スクールの先生はよく言います。
「波をよく見て、波に寄り添って、波と呼吸を合わせて」
自然の波は、速さも強さも角度も、毎回違います。
それはまるで、ファシリテーターとしてクライエントさんと一緒にいる時の感覚に似ています。
動くエネルギーを観察し、寄り添い、呼吸を合わせる――そんなことを海からも学んでいます。

そして何より、海に入っている間は何も考えません。
ただただ海と戯れ、全身で子どもに戻るような時間です。

ふと、思うのです。
「こんなふうに、心から無邪気に遊んだこと、今まであったかな?」と。

20代の頃、スキーやテニスを少しやっていた時期もありましたが、どちらも「流行っているから」と始めただけ。
その後は仕事に追われ、趣味を考える余裕もなく、ゴルフも“周りがやっているから”という理由で始めたものでした。
今思えば、自分が本当に好きで始めたことなんて、一つもなかったのです。

ゲシュタルトに出会い、ようやく自分の感覚に気づき大切にするようになりました。
周りに合わせるのではなく、自分が「好き」と感じるものを受け取り、一人でも行動できるようになった――それは私にとって大きな変化でした。
以前の私は、遊びの時間を“無駄”だと思っていましたが、今は、海に行ける時間を見つけては、嬉々として車を走らせています。

「自分の好きなことをする遊びの時間を大切にする」
そんな人生の使い方を、この年齢になってようやく、自分に許可できた気がします。

これからも、波と遊ぶ時間を楽しみに――。
60歳からの新しい「好き」を、しばらく大切に育てていこうと思います。