60歳から見つけた新しい「好き」
こんにちは。
今日は、最近始めた新しい趣味について書いてみようと思います。
それは――ボディーボード。
海でサーフィンのようにボードに乗り、腹ばいになって波に乗っていくスポーツです。
サーフボードより小さな板にしがみついて、波と一体になって滑る感覚がなんとも言えずスリリングです。
海の近くへ移住してから、家のすぐそばの海岸がサーフスポットだと知りました。
週末になると、遠方からもサーファーが集まってくるような場所です。
「こんな環境なのにサーフィンをしないなんて、もったいない!」
そう思ったのがきっかけで、60歳からの手習いとしてボディーボードを始めました。
やってみると予想以上に面白くて、気づけば先日も一人で12月の海へ。
冬の海に入るほどハマっているなんて、自分でも驚きです。
自然と遊ぶって本当に面白い。
どれだけぶつかっていっても、波はびくともしない。
そんな波を相手にしていると、私の中の“負けず嫌い”がむき出しになります。
波に巻き込まれても負けずに突き進んでいく私。
日常では隠されている(隠しているつもり?)私の本性が露わになり、自分でも思わず笑ってしまうほどです。
スクールの先生はよく言います。
「波をよく見て、波に寄り添って、波と呼吸を合わせて」
自然の波は、速さも強さも角度も、毎回違います。
それはまるで、ファシリテーターとしてクライエントさんと一緒にいる時の感覚に似ています。
動くエネルギーを観察し、寄り添い、呼吸を合わせる――そんなことを海からも学んでいます。
そして何より、海に入っている間は何も考えません。
ただただ海と戯れ、全身で子どもに戻るような時間です。
ふと、思うのです。
「こんなふうに、心から無邪気に遊んだこと、今まであったかな?」と。
20代の頃、スキーやテニスを少しやっていた時期もありましたが、どちらも「流行っているから」と始めただけ。
その後は仕事に追われ、趣味を考える余裕もなく、ゴルフも“周りがやっているから”という理由で始めたものでした。
今思えば、自分が本当に好きで始めたことなんて、一つもなかったのです。
ゲシュタルトに出会い、ようやく自分の感覚に気づき大切にするようになりました。
周りに合わせるのではなく、自分が「好き」と感じるものを受け取り、一人でも行動できるようになった――それは私にとって大きな変化でした。
以前の私は、遊びの時間を“無駄”だと思っていましたが、今は、海に行ける時間を見つけては、嬉々として車を走らせています。
「自分の好きなことをする遊びの時間を大切にする」
そんな人生の使い方を、この年齢になってようやく、自分に許可できた気がします。
これからも、波と遊ぶ時間を楽しみに――。
60歳からの新しい「好き」を、しばらく大切に育てていこうと思います。