季節の行事
2022年1月15日 20:21
元旦の横浜は陽光に恵まれ、近くの高台から富士山がくっきりと見えた。
正月に富士山を眺めると新しい年を祝うような、すがすがしい気分になる。
1月1日は実家に行き、雑煮を食べるのが長年の習慣だった。
3年前に母が施設に入所して、実家に行く習慣はなくなったが、
今も元旦には必ず雑煮とお節料理をいただく。
若い頃のようには量を食べられなくなり、お節料理を作っても食べきれない。
それでも暮れにはいそいそと煮炊きをしたくなる。
私の中にいくつかのこうした季節の行事が刻まれている。
私の育った家では宗教的な行事をする習慣はなかったから
いくつかの節句と冬至のゆず湯くらいだけれども。
こうした行事が暮らしの中にどの程度あるかは家庭によってまちまちだろうし
同じ家庭でも家族が増えたり、減ったり、時代の変化にも応じて姿を変えているだろう。
一人暮らしに正月の賑わいはないが
誰に何の気兼ねもなく、こうして私の好きな季節の行事を楽しめる。
明るい陽光を浴びながら、幸せだなぁという言葉が生まれた。