ゲシュタルト療法をファシリテートする、心理療法の専門家「ファシリテーター」がワークショップの雰囲気やセッションの内容などに触れるブログを紹介しています

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ファシリテーター:渡辺 トヨ子

渡辺 トヨ子

1937年栃木県に生まれ、最高裁判所診療所の看護師として39年在籍、定年退職。 1986年パールズの愛弟子であるポーラに出会い、逝去されるまでの15年間、ゲシュタルト療法を学ぶ。 2020年SEP取得(トラウマ療法プラクテショナー)。

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私のゲシュタルト療法はポーラ・バトム博士の出会いから始まりました。

2022年1月15日 19:52

ゲシュタルトに出会った時の衝撃的な感動は今も鮮明です。
あの時の感動をもう一度ポーラに直接伝えたいと思います、が今はそのすべはありません。
私に響いたポーラの言葉を折に触れ書き留め、ポーラ語録として活用していたのですが紛失してしまいました。思い出すがままに書き留めてみました。
あらためて読み返してみると、実存主義、現象学、我-汝に裏打ちされた言葉を日常的に話されていたのだと気づかされました。

★母を尊敬するもしないもあなたが決めることです。尊敬できない親はたくさんいます。
★その人の名前を呼んでごらん。名前を呼ぶと他の人との違いが分かります。
★「でも、しかし」という言葉は殺し屋です。「そして」に言い換えましょう。
★我慢しないで泣きなさい。泣くことはあなたを全開にします。
★男が泣いていいのです。勇敢だからこそ泣けるのです。
★境界線を引くことは愛のためです。拒絶ではありません。
★遅刻しても私に謝らないでください。あなたが遅刻しただけです。
★私は先生ではありません。あなたの友人です。仲間です。
★私は母親ではありません。境界線をもちましょう。
★混乱しているのですね。おめでとう。次へ踏み出す一歩は混乱から生まれるのです。
★ワークを途中でストップしていいときは、本人が真実であるときです。
★チエックインの時、大方の人はその日のワークのテーマを言っています。
★他人に目を与えないでください。自分の目で見てください。この世は美しいものです。
★私は殺すお手伝いはしません。それまでのプロセスと一緒にいます。
★ワークの到達点は予想した港に着くとは限りません。
★自分を責めないで、あんたのせいでこうなったとすべての名前を言ってごらん。
★この世に人種は一つしかありません。私は黒人白人とは呼びません。黒い肌、白い肌と呼びます。
★私は世界平和のためにゲシュタルトを始めました。自由とは平和を維持することです。