ゲシュタルト療法をファシリテートする、心理療法の専門家「ファシリテーター」がワークショップの雰囲気やセッションの内容などに触れるブログを紹介しています

GNJファシリテーターブログ

ファシリテーター:岡本 太郎

岡本 太郎

文教大学大学院 臨床心理学専攻修士課程修了。臨床心理士、公認心理師。 精神科・心療内科クリニックの心理士、公立小中学校スクールカウンセラーなどを中心に心理臨床の現場で活動。

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GNJ雨漏り事件

2024年10月12日 12:00

8月のある日、自分のWSのため、少し早めに目黒のGNJへ。

いつものようにドアを開けて中に入ると、やけに“もわっ”として、なんか臭い。
いつもこんなもんか?夏の蒸し暑さのせいなのかな。
いや、それにしても匂いが強いし、やけにじめじめする。
ふと畳に目を落とすと、右側手前の畳を中心に、色が濃い。

これは・・・・・シミ???

足を踏み入れると、どこも湿っている。そこでようやく悟った。
これは、部屋のどこかから漏ったんだ。それで床の大部分が水を吸っているのだ。
おそらくこのシミの上のエリアの天井から。見ると電灯の土台の部分に水滴がついていた。
電気も、なぜかエアコンはついたが、他は何もつかなかった。
・・・マジか。
しばらく呆然とした後、他のスタッフに相談したり、濡れてしまった座布団を干したりとできる限りの対処をした。

WSは中止も考えたけど、参加者の方が了承していただいたので、浸みていなかったスペースと座布団を使い、換気とエアコンとしっかりかけて、なんとか実施した。
しかし、WS中にも、急に大量の雨漏りが!
案の定、窓側の電灯の土台周辺から、めっちゃドバドバと。
慌ててプラのごみ箱を配置するも、すぐに一杯になり慌てて捨てる。他のところからも漏り始めて、てんやわんや。最後は使ってないコップも並べて必死にしのぐ。
これだけの量の水漏れが起きてたら、そりゃあ水没するわ。
昭和のボロアパートかよってくらい、絵にかいたような雨漏りを初めて体験しました。

とりあえず、その日はできる応急処置だけして帰り、数日後に史ちゃん、綾子さんと3人で目黒へ。
予感はしていたが、状態はさらに悪くなり、畳の大部分にカビが。
座布団の処理や掃除など、できることをして、あとは大家さんや業者に対応していただくことになった。
これは、しばらくここでのWSは無理だろう。
GNJの歴史の中でも、こんなことは初めてだそう。

帰りに労いもかねて近くのルノアールへ。
大変な掃除後の割にはいい笑顔の女子二人。お疲れさまでした。

そんなできごとが、8月末~9月の間に起きていました。
ですが、しっかり修繕していただき、今ではほとんど復旧しておりますので、ご安心ください。
ご参加に影響を受けられた方には、大変ご心配とご迷惑をおかけしました。

今では新しい畳のイグサのにおいが立ち込めています。
座布団もリニューアルしてふっかふかです。
結果的には、気が入れ替わって良かったのかな。
ちょこっと生まれ変わった目黒GNJスペースで、またお待ちしております。