ゲシュタルト療法をファシリテートする、心理療法の専門家「ファシリテーター」がワークショップの雰囲気やセッションの内容などに触れるブログを紹介しています

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ファシリテーター:渡辺 トヨ子

渡辺 トヨ子

1937年栃木県に生まれ、最高裁判所診療所の看護師として39年在籍、定年退職。 1986年パールズの愛弟子であるポーラに出会い、逝去されるまでの15年間、ゲシュタルト療法を学ぶ。 2020年SEP取得(トラウマ療法プラクテショナー)。

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私のゲシュタルト療法はポーラ・バトム博士との出会いから始まりました

NEW 2026年2月2日 12:00

このポーラの語録は通訳をとおして記録したものです(1985年~2000年)。
修正などはしないようにしました。

ポーラ・バトム語録

★親を尊敬しなくてもいいのですよ。尊敬しなければならないと言ったのは他のだれかです。尊敬に値しない親はたくさんいます。尊敬をするか否かを決めるのはあなたです。

★(エンプティチェアに座っている人に対して)あなたと呼ばないで名前で呼んでごらん。名前を呼ぶと他の人との違いが判るのです。

★今、誰が話しているのですか。「私」をつけて言わないとわかりません。主語をはっきり言いましょう

★「でも、しかし」という言葉は殺し屋です。「そして」にいいかえましょう。
 日本の方は「でも、しかし」が多いですね。
(~後になって、あまりにも多すぎるから、どちらでもいいことにしようかしら?)

★理想の家族とは、家族一人一人が自分のやりたいことをしていてお互いに干渉しないことです。困って助けを求めてきた時だけ手を貸すのです。

★病人のいる家庭では病人が一番強いのです。

★アルちゅうの夫と離婚した妻はしばらくして再婚、夫はまたアルちゅうでまた離婚。何度も繰り返すのは、私なら夫のアル中を治せるという無意識のはたらきです。

★男でも泣いていいのです。勇敢な男は泣けるのです。我慢しないでいいのです。

★その涙はなんといっているの?泣き方が70パーセントぐらいならもっと泣いていいのです。泣くことはあなたを全開させます。

★混乱しているのですね。おめでとう。次へ踏み出す一歩は混乱から生まれるのです。混乱は創造の最初の状態です。相反するものがぶっつかっている。困っていいのです。

★どのようなつらい体験でも、すべての体験が統合されればサポートです。そして多くの体験は自信となって存在するでしょう

★気づきの中で一部が変われば全部が変わらざるを得ない。ジグソーパズルの一枚が変わればパズルのすべてが変わります。

★気づきは癒しです。気づいたらその時から選択ができます。

★男性とは、教師とは、世間とはと言ったらそれは一般論です。個人を明確にして言い換えましょう。

★もしも母が生きていたら、と言ったらもしもには焦点を当てません。
 もしもは存在していません。

★相手を変えることはできない。しかし自分を変えることはできる。

★理想の自分になりたいときは嫌な自分を否定しています。理想に向かって踏み出そうとするときは土台がなければ踏み出せません。否定している部分を受容してその土台を作るのです。

★一人の人間の中には、完全主義者とそうでないものが存在している。完全主義者は今日のうちにノルマを果たせという。そう言って人は自分を脅迫する。完全主義者は勝ち犬です。そうでない犬は負け犬です。しかし最後に勝つのは負け犬です。

★「恥ずかしい」は新しい体験をした時に起こります。あなたはたった今、怒りを出して恥ずかしいのですね。

★パールズが言っていました。人は自分の目を他人に与えてしまう。自分の目を取り戻すことができれば解決できる。自分の目で見るのです。そうすると相手の目が気にならなくなるのです。目を使うことは本当に楽しい。この世はとても美しいのです。

★私の友人の話です。アーチストの子供がクリスチャンになった。アーチストである父親はクリスチャンには賛成できないが、クリスチャンに向かう情熱、エネルギーを信じるといった。

★ローラ・パールズは不安の定義を「ほぼ今と先のはざま」としている。なぜというよりもどのようにして自分を不安にしているのか。常に今、どんなときにも今、明日生きていても今しかない。自分の面倒を見るのも今しかない。いつも、いつも今だからすごくシンプル。どんなに考えても未来は読めない。未来は空想です。自分自身を信頼すれば安心がある。自分自身を否定して何を得ているのか。

★私(ポーラ)のひとり部屋はホテルの改築でなくなりました。私は今日のセッションをいたしません。(ホテルの改築中の出来事。すぐにホテル側が個人部屋を提供して解決)

★遅刻しても私に謝らないでください。あなたが遅刻しただけです。

★本当の愛情のためには境界線が必要です。境界線を引くことは拒絶ではない。小さな子供は境界線を引けない。自分の境界線を尊重してください。

★チエックインの時に、その日のワークのテーマはほぼ話しています。

★ワークをストップしてよい時は、本人が本質的なことをしている時です。たとえ未解決であっても終わりにしてよい。本人が本質的なことをしていることが大切なのです。

★ワークが終わるときあなたが予想した港に着くとは限りません。

★トヨ子はお母さんではありません。友人です。仲間です。(注 クライアントがトヨ子をお母さんと呼びながらハグしているときに)

★私(ポーラ)は皆さんの先生ではありません。友達です。仲間です。

★理想の母親は存在しません。あなたが求めている。

★(ある人を殺したいという人に)私(ポーラ)は殺すお手伝いはしません。殺すまでのあなたと一緒にいることはできます。

★結婚したくてもできない人は、自分が一番したくないと思う人を選びなさい。

★わからないということが分かるということは明快です。

★セッションが見えにくい人は見える位置に移動してください。

★この世に人種は一つしかありません。私(ポーラ)は黒人、白人と呼びません。黒い肌、白い肌と呼びます。人種差別はすべて投影です。

★私(ポーラ)は世界平和のためにゲシュタルトを始めました。自由とは平和を維持することです。

これはポーラからの手紙です。
ホノルルの病院で療養の傍らゲシュタルトと気づきのエッセイを執筆していて、それに私の写真を載せたいというお願いの内容です。                          
どのように対応をしたのか記憶がありません。

トヨ子